作っておきたい財産リスト
2023.5.11
こんにちは。相続コーディネーターの古丸です。
相続の準備に必要なことのひとつとして、財産リストを作っておくと良いでしょう。
■財産リストの考え方と使い方
①まずは正確な金額ではなく、概算がわかればOK
何がどれ位あるのか、家族が分かるようにしておくことが大切です。
②「基礎控除額」を超えるのか確認する
相続税を計算する上での評価額でリストを作成します。
10ヶ月の相続税の申告期限内の手続きが必要なのか、家族にも伝えておきましょう。
相続税の節税ができないかも検討します。
③財産リストは、遺言書作成の第一歩
誰に何を譲るか迷ったら、残される家族の今後の生活を支えるためという視点で考えます。
相続人以外に財産を譲るのであれば、遺言を作成するしかありません。
■路線価を調べよう!~自宅の土地~
路線価とは・・・
路線(道路)に面する標準的な宅地の1平方メートルあたりの価格のことで相続税や贈与税を算出する際の基準となります。
【基本の計算式】 土地の相続税評価額=路線価×敷地面積(㎡)
■固定資産税の納付書を見てみよう!~自宅の建物~
課税明細書の「価格」、「評価額」(=固定資産税評価額)の欄を確認
【基本の計算式】 建物の相続税評価額=固定資産税評価額×100%
(注意)借地権も相続財産に含まれます
地主から土地を借りて、建物を建てている方は注意しましょう。