相続のきほん(その5)
2023.7.15
こんにちは。相続コーディネーターの古丸です。
期限があるうえに手続きの内容も大変な相続税申告、納税の準備について確認しておきましょう。
■相続財産が「基礎控除額」を超える場合 ➡ 相続税申告が必要
▶基礎控除額
平成26年12月31日まで・・・5,000万円+(1,000万円×法定相続人の数)
平成27年1月1日から ・・・3,000万円+(600万円×法定相続人の数)
今までに比べて基礎控除額が4割減少!
法定相続人
の数 |
改正前 平成26年12月31日まで |
改正後 平成27年1月1日から |
1人 | 6,000万円 | 3,600万円 |
2人 | 7,000万円 | 4,200万円 |
3人 | 8,000万円 | 4,800万円 |
4人 | 9,000万円 | 5,400万円 |
5人 | 1億円 | 6,000万円 |
相続税申告の準備では書類の収集が大変な作業になります。普段の生活であまり馴染みのない書類も多いので、幾つかご紹介します。
■収集する書類の例
▶預貯金がある場合
- ・金融機関の「残高証明書」、「既経過利息計算書」等
- ・通帳も少なくとも過去3年分(通帳がなければ「取引明細書」を取得)
▶不動産がある場合
- ・全部事項証明書の写し、固定資産評価証明等