相続のきほん(その6)
2023.7.22
こんにちは。相続コーディネーターの古丸です。
相続手続きの事務作業とは別に、遺産分割協議を進めるうえで大切なことがあります。
■相続人間での話し合い(遺産分割協議)における心がけ
▶思いやりと譲る気持ちが大切
▶「平等」は難しい、「公平」に分けることを考える (例)相続財産のほとんどが自宅のとき
▶相続の主役では物ではなく「人」
▶相続にはその人の「生き方」が現れる
▶相続の時に家族の潜在的な問題が表面化する
ご家族間でのスムーズなやり取りができるように、遺産分割協議の進め方もおさえておきましょう。
■相続財産の一覧表を作成する
相続の対象となる資産は何があるかを、一覧表にして把握します
■相続財産の評価をする
※「相続税法上の評価の額」と「遺産分割のための評価の額」は異なります
■相続人同士で、遺産分割の話し合いをする
▶誰がどの財産を相続するか、話し合いで決める
「相続人全員の合意」があってはじめて、遺産分割協議が成立
※必ずしも法定相続分に従う必要はない
一人がすべてを相続する遺産分割もできる
※法廷相続人以外の人は、遺産分割に加わることはできない
➡遺産分割で財産を相続できるのは法定相続人だけ
➡法定相続人以外の人に財産を受け継がせたい場合には「遺言書」が必要