遺言書のきほん(その8)
2024.4.23
こんにちは。相続コーディネーターの古丸です。
前回につづき、今回はステップ2をお話しします。
ステップ2 遺言書の文案を作成する
①遺産の分け方を決める
- ・誰に、どの財産を、どのように受け継がせるのか
- ・相続人間のバランスを確認
- ⇒過去の援助や、今後の資産の受け継ぎ方、相続人の経済事情・生活環境などをふまえて考える
- ・遺留分の問題は生じるか
- ※遺留分を侵害している遺言書も有効
②遺言書の文案を作成する
- ・付言事項も作成
- ⇒遺言書を作成した理由、遺産の分け方の理由など
付言事項には遺言者の考えやご家族への想いを書き記し、相続争いを防ぎましょう |
➂遺言執行者を指定する
- ・遺言の内容を実現する人を決めておく
- ・第三者でも、相続人でも、受遺者でも良い
- ・報酬がある場合は、報酬額(算出方法)も決めておく
④祭祀主催者を指定する
- ・祭祀財産(系譜・祭具及び墳墓など)を継ぐ人を決めておく